Delight Slight Light KISS

松任谷由実( Matsutoya Yumi ) Delight Slight Light KISS歌詞
1.リフレインが叫んでる

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた

最後の春に見た夕陽は
うろこ雲照らしながら
ボンネットに消えてった

ひき返してみるわ ひとつ前のカーブまで
いつか海に降りた
あの駐車場にあなたがいたようで

どうして どうして私達
離れてしまったのだろう
あんなに愛してたのに

岬の灯 冴えはじめる
同じ場所に立つけれど
潮風 肩を抱くだけ

すりきれたカセットを久しぶりにかけてみる
昔気づかなかった
リフレインが悲しげに叫んでる

どうして どうしてできるだけ
やさしくしなかったのだろう
二度と会えなくなるなら

人は忘れられぬ景色を
いくどかさまよううちに
後悔しなくなれるの

夕映えをあきらめて
走る時刻

どうして どうして僕たちは
出逢ってしまったのだろう
こわれるほど抱きしめた
どうして どうして私達
離れてしまったのだろう
あんなに愛してたのに
どうして どうしてできるだけ
やさしくしなかったのだろう
二度と会えなくなるなら


2.Nobody Else

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

通り雨
全てがあなたに見えてしまう街は
どこまで続くの

バッグを抱きしめて
濡れながら走るのよ
込み上げるような懐かしさをふり切って

(Nobody Else)あれほど愛せない
No No No No No No
長い苦しみをあなたは知らない

通り雨
黄昏誘って沈んでゆく街に
あふれる人の波

髪をふきながら
ホームで待ってるのよ
未練な私を慌ただしくつれ去って

(Nobody Else)救ってくれない
No No No No No No
激しい傷みをあなたは知らない

(Nobody Else)あれほど愛せない
No No No No No No
Nobody else あなたは知らない


3.ふってあげる

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

今夜 私 死んでしまおうかな
おどかしたって もう帰らぬ心
これ以上あなたを疲れさせちゃ
思い出したくもない恋になる

ひたむきな視線や そのシャツの匂いが
私をすり抜けて やがて薄れてゆく

※I know I know
私は今なら平気よ
I know I know
あなたが最後に悩まぬように
ふってあげる※

もっとしおらしい娘が似合うのに
どうして私を好きになったの
気まぐれじゃないわと信じたから
どんな努力でも楽しかったわ

シーズンのページがさかさまにめくれて
いちばん笑ってるショットで止まってる

I know I know
あの日の二人は消えない
I know I know
私が自由を望んだふうに
ふってあげる

(※くり返し)


4.誕生日おめでとう

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

かすかに かすかに風が動いてた
キャンドルたくさん ゆれる瞳
今でも見えるのケーキに綴られた
誕生日おめでとう

月日は灯した 夢を吹き消して
静かにあなたを つれて行った
今年は注文しなかったあなたの
誕生日おめでとう

メモ 帳に残ってる線で囲んだこの日付
色褐せてしまうのね
やがて他の数字にまぎれ

今でも見えるのあなたのまなざしが
誕生日おめでとう

年に一度のひとことを
云うことさえもできないの
もう誰も出ないけど
あなたの部屋に電話するわ

月日が灯した夢を吹き消して
静かに二人を遠去けても
いつしかそれぞれのケーキにナイフいれる
誕生日おめでとう

どこかで祝ってるわ おめでとう
どこかで祝ってるわ おめでとう


5.Home Townへようこそ

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

なだらかな丘うしろへ流れて
白いプロペラゆっくり止まれば
そこははじめてたずねるあなたの Home Town

フェンスにのぼって手を振るあなたに
駆け出すのよ帽子おさえて

スーツケースを奪い取るように
少し照れてるあなたにキスした
本当に飛んで来たのね遙かな Home Town

心配しないで 私の未来が
ここにあると知っていたのよ

なんて紹介するの
こんな服でいいの

あなたのママに気に入られるわ

きみに見せたい景色があるんだ
いつも話してきかせてくれたね
本当に田舎ね ここは素敵な Home Town

雲の輝きにまぶたをこすった
急に顔をのぞき込むのね

澄んだ瞳なのは
澄んだ空のせいね

ついてゆくから幸せにして

明日電話して
あなたから云って

彼女はとても幸せですと


6.とこしえにGood Night(夜明けの色)

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

こんな心を誰に見せるの
かっこつけても 悲しいのは自分じゃないの

明けてゆく Mid Night
とこしえに Good Night
騒ぎ疲れて眠るのも もう厭きたわ

海の匂いの霧を 胸いっぱい吸い込んで
さよならとつぶやいた きのうまでの私に

こんな心をきみに見せるよ
なさけなくても 許し合える二人だから

明日に何があるのか知らない
どこへ流れてゆくか見えない
ひとのことなどかまってられない
けれど けれど 心配しないで

こんな心をきみに見せても
笑わないでよ らしくないと相手にせずに

大きすぎるセーター 袖口にはく息が
ただ白くうるんでた TAXIを待つあいだ

少しだけ 少しだけでも覚えていてよ
妙に真面目に語り合った みじかい時を

明けてゆく Mid Night
とこしえに Good Night
変わらないもの何もない この世界に
とこしえに Good Night
とこしえに Good Night
とこしえに Good Night


7.恋はNO-Return

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

思いきりひっぱたいたのは
柄になくこわかったからよ
Love Affairでいいなら他のひとにして
今なら3日だけ泣いて忘れられる

※まだ早いわ 待って 欲しい恋は No-return
あなたとならもっと 高く熱く Fire burns
走りだせば きっと 止まれないわNo-return
天国の前にハートを見せて※

三日月が綺麗だったけど
おこしましょ リクライニングシート
くちびるが重なる直前わかった
イカシた車でもこの愛は釣れない

△まだ早いわ 待って 欲しい恋は No-return
あなたとならもっと 高く熱く Fire burns
走りだせば きっと 止まらないわNo-return
情熱に罪はないんだけど△

Woo 確かめて 踏み出して
大事な Just one light KISS
Just one light KISS
Just one light KISS

(※くり返し)
(△くり返し)


8.幸せはあなたへの復讐

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

昔のように気やすくされても
私にはもう恋人がいるの I'm so sorry
だから 手のひらだけをあずけて
踊るのはこの曲が最後

あなたのように身勝手じゃなくて
仕事が出来るおとなの彼なの I'm so sorry
だから 私やさしくなれたわ
嫌いだわ あの頃の私

いつか このぬくもりが
誰のものでもいいと思うときが来るまで

私 楽しく生きるの
幸せはあなたへの復讐

もっと 私綺麗になるから
呼び捨てにできないくらいに

いつか あの思い出が
ほかの記憶と同じ色になってゆくまで

私 楽しく生きるの
幸せはあなたへの復讐

昔のように気やすくされても
私にはもう恋人がいるの
昔のように気やすくしないで
解けた鎖の鍵を見せないで


9.吹雪の中を

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

Mon cheri! 前が見えないの
狂ったように向って来る 粉雪で
ワイパーがきかない
Mon cheri! そこを去らないで
あきらめないで待っていて もう少し
必ず着くから Woo

夜を越えて会いたい 早く早く
何もいらない
ああ時間よ止まって今だけ

Mon cheri! 息が苦しいの
あなたのことを考えて 目を凝らす
白いスクリーン
Mon cheri! ここはどのあたり
崩れた雪が落ちてゆく 崖の道
私を守って Woo

うでの中にとび込む すぐにすぐに
もうふりむかない
ああ時間よ止まって今だけ

Mon cheri! やっとわかったの
あなたなしではいられない そこに行く
だからもう少し Woo

夜を越えて翔びたい 高く高く
何もいらない
ああ時間よ止まって今だけ

時間よ止まって今だけ


10.September Blue Moon

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

ひとけない月影のアスファルト
空カンを蹴っているシルエット
話かけたら壊れそうで
ガードレールに 腰かけてた
気がすんだならとなりに来てね

きみは September Blue Moon
今夜はひとりでふさぎ込んでる
過ぎた夏の日々に 悲しいこと考えたの
きみは September Blue Moon
私でよければ近くにいるわ
灼けた膝の上で 手をつないでいたいから

眠そうなストアーのレジスター
自動ドアつれて来た秋の風
信号機が街角染めて
少しは気分もかわったら
いつものように家に帰ろう

※きみは September Blue Moon
今夜はセンチで魅力的なの
ずっと見ているから これ以上沈まないで
きみは September Blue Moon
ゆっくり追いかけ歩いてゆくわ
二人だけの道を プラタナスくぐりながら※

きみは September Blue Moon
私でよければ近くにいるわ
灼けた膝の上で 手をつないでいたいから

(※くり返し)

きみは September Blue Moon
今夜はひとりでふさぎ込んでる
過ぎた夏の日々に 悲しいこと考えたの